2016/6
格安SIMの用語
いざ格安SIMを選ぶときにわかりにくい用語。それらの用語を解説します。
SIMカードって
図のようなICチップで、このSIMをスマートフォンに入れることで通話や通信ができるようになります。
携帯電話ショップで携帯電話を購入したときにいっしょについてきていますが。格安SIMに変えるときはこのSIMを入れ替えることになります。サイズがあるのでお持ちの携帯にあったSIMを購入しましょう。
SMSとは
電話番号で送るショートメールのことです。データ専用SIMでSMS対応していない場合はショートメールは送れません。
iPhoneではメッセージのことですが、ふきだしが青い場合はicloudのアカウントから送っていますので使えます。
ふきだしが緑色の場合が送れなくなりますので、ご注意ください。
またLINEなど初期登録時に電話番号を使うサービスも使えなくなります。LINE使う人はSMSは必須です。
090番号の通話とは
携帯電話と同じ090番号を持つ場合は20円/30秒。専用アプリで10円/30秒になります。
仕事などでどうしても090番号が必要な場合はかけ放題プランが充実している大手キャリアのプランのままの方が安心かもしれません。
ただし、着信用に090番号のプランにしておいて、電話をかけるときだけ下記IP電話を使えば固定電話へは8円/3分、携帯電話へも16円/3分ですみます。
ただし月額300円程度の固定費がかかります。これは業者によって0円のもありますのでかしこく選びましょう。
IP電話とは
電話番号なしのデータ専用プランでも050で始まる050plusやSMARTalkなどのIP電話サービスがあります。
これなら固定電話へ8円/3分、携帯電話には16円/3分です。また050の番号でも普通の電話のように着信もできます。
緊急通話(110番/119番)等発信できない番号もあります。
250Mbpsとは
通信回線のスピードのことです。1秒当たりにダウンロードできるデータサイズです。PCで使われるMB(メガバイト)とは違ってMb(メガビット)なので1/8のサイズになります。
250Mbpsなら1秒当たり30MB(メガバイト)ぐらいということになりますが、これは最大の数値が出た場合です。1-2MB出ればいいほうです。
ホームページや動画を見る場合は150Mbps以上は欲しいですがメールのやり取りだけなら128Kbpsでも大丈夫です。
月の通信料
ほとんどの人が月間の使用量は3GB程度だそうです。これは1日100MB程度ですので格安SIMを選ぶ場合はこれを基準にしましょう。
1日110MB(月3.5GB)のイメージ
WEB100ページ+LINE100往復+動画30分+メール20通+Facebook100フィード閲覧
これより動画をよく見る人や音楽をダウンロードして聞く人は多めにします。
逆にメインのスマホを持っていてたまにしか使わない場合は月1GBでもいいわけです。
SIMロック解除とは
キャリアで買ったスマートフォンはSIMロックがかかっています。ですのでdocomoで買ったスマートフォンはdocomo系の格安SIM事業者のプランしか使えません。
同様にauはau系、SoftBankは対応業者はありません。
ここでキャリアにスマートフォンを持ち込んでSIMロック解除をしてもらうとどんな業者のSIMでも使えるようになります。
2015年5月以降に発売された機種はSIMロック解除はできるのですが、それ以前の機種はできない場合があるので事前に調べておく必要があります。
MNO・MVNE・MVNOの違いって?
MNOとは?
Mobile Network Operator(移動体通信業者)の略です。
docomo・au・SoftBankなどのキャリアの事で自社回線を持っていてサービスを提供している事業者のことを言います
MVNEとは?
Mobile Virtual Network Enabler(仮想移動体サービス提供者)の略です。
docomo・au・SoftBankなどのキャリア(MNO)の保有する回線の一部を購入(レンタル)し通信事業を行っているMVNO支援事業者。支援事業者なので直接格安SIMを販売しているわけではなく、格安SIMの販売業社を支援しているわけです。あまり意識する必要はないと思いますがOCN系のMVNEが支援している販売業社はOCNモバイルONEとかぷららモバイルLTE、ASAHIネットモバイルLTE、@モバイルくん、NifMoなどがあります。
※自社でサービスを提供している場合はMVNEでありながらMVNOでもある。
MVNOとは?
Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略です。
docomo・au・SoftBankなどのキャリア(MNO)が持っている通信網の一部を借りて通信サービスを提供している事業者のこと。
※自分自身ではネットワークインフラを持っていない場合はMVNEと契約をしてサービスの提供を行っている
MNPとは
現在の電話番号はそのままで業者を変えること。(携帯電話番号ポータビリティ)
MNPのお得なキャンペーンがとてもたくさんあったが総務省の指導で減ってきている。
MNPする場合は転出手数料2000円+転入手数料3000円を見込んでおきたい。手数料は商品券などで還元してくれる場合も多いのでしっかり見極めたい。
LTEとは
3Gよりも高速なデータ通信サービス。3.9Gとも言われている。厳密には4Gではないが4Gと呼ぶ場合もある。
格安SIMでLTEに対応していてもスマートフォンで対応していなければ意味がないので注意しよう
Gmailとは
Googleが提供するメールサービス。
格安SIMでキャリアメールが使えなかったり、MNPなどでキャリアをわたりあるく時にキャリアメールは邪魔になるので、Gmailをとっておこう。
白ロム・赤ロム
白ロム
携帯電話やスマートフォンからSIMを抜いた状態が白ロム。SIMフリーのようにどの業者でも使えるわけではなく
日本国内のdocomo、au、SoftBankなどスマートフォンが対応しているキャリアでしか使えない。
格安SIMはdocomo系、au系があるのでこの2つなら格安SIMで運用できる。SoftBankならSIMフリー化する必要がある。
赤ロム
携帯電話やスマートフォンで代金が払われていなく使用不可能になった携帯電話機のこと。
Wi-Fiとは
無線LANの事。スマートフォンでは扇型のマークが出た状態になり、Wi-Fiに繋げばどれだけ動画を見ても契約しているデータ容量は減らない。
スターバックスのStarBucks_WiFiやコンビニなど公衆無線LANに繋げば毎月の通信量を節約できる。
自宅でインターネット回線にWi-Fiルータを買ってきて取り付ければ家でも無線LANができる。